火祭り
8月15日、
山梨県南部町の「
南部の火祭り」。
http://www.town.nanbu.yamanashi.jp/
地図はこちら
この日、予定では長野に行く事になっていた。
が、強引に山梨に変更してもらい・・・。
奇祭と言われている祭りだから。見たかったのです。
明野町でひまわりを見た後、会場の
富士川南部橋を目指して出発。
渋滞。国道52号線は混んでいた・・・。
・・・
会場にはすでにたくさんの人・・・。さて、どこに行ったらいいのやら。
なにせ初めての祭り。どこで何が行われるのかさっぱり分からず。
スタッフに聞いて、場所を確認。
とりあえず、最初の投たいまつの見える河原に陣取り、まだ時間があるので、辺りをうろつく。
大たいまつに近寄ってみて、ギョッとなった。
遠目からは分からなかったが、単なる木の板の集まりだと思っていたもの。
実は、
お墓にある塔婆・・・。びっしりと供養の文字が書かれていた・・・。
上流と下流の川沿いに「
百八たい」という薪の山が並ぶ。
仏教の「
百八煩悩を絶つ」ということに由来しているそうで。
・・・さて、いよいよ始まり。
18:30 投たいまつ
てっぺんにカゴのついた竿(
蜂の巣という)のまわりを、子供達が火のついたたいまつをブンブン振り回しながら歩く。
そして、そのカゴめがけて、持っていたたいまつを投げ始める。
カゴに命中して火がつくまで投げる投げる・・・。
とんでもない方向に飛んでいくのもあって。危ないです・・・。
これが、何回か繰り返し行われる。
19:10 南部火祭り太鼓
笛の音と太鼓の音を聞きながら、投たいまつをぼんやり見る・・・。
だいぶ暗くなったので、子供達の姿が暗闇に溶け込み、たいまつの火だけが見える。
それが火の車輪のようで、いい感じ・・・。
カゴが燃えてしばらくして、竿を揺さぶると、大きな炎がブワッとあがる。
19:35 大たいまつ読経
お坊さんのお経を読む声が響く・・・。
大たいまつがぼんやり浮かび上がっていい感じ。
19:45 灯蘢流し
108個の灯篭が富士川に流される・・・。
淡い光・・・。
19:55 大たいまつ点火
中心の大たいまつに火がついた。
20:00 百八たい点火
続いて、川沿いの「百八たい」にも点火。川面にも炎が映る・・・。
煩悩が消えますように・・・。
20:05 花火大会
地上の百八たいの炎。天上の花火の光。ダブルパンチです・・・。
花火をこんな真上で見られるとは。
花火はオマケ程度かと思ってましたが、ところがどっこい。
ラストなんかは降ってきそうで怖いくらいすごかった。
もうメラメラに燃えてます・・・。
ファイヤーッ!
・・・叫びたくなる。
・・・
や~、よかった、よかった!
火祭り自体もそうだけど、この火祭りのスタッフが素晴らしかった。
動員人数といい、丁寧さといい。見ていて頑張りが伝わってきたよ。感動・・・。
こういう人達がいるから、これだけ良いものが見られるんだねぇ。
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