火祭り

tutu

2005年08月18日 11:39

8月15日、山梨県南部町の「南部の火祭り」。
http://www.town.nanbu.yamanashi.jp/

地図はこちら

この日、予定では長野に行く事になっていた。

が、強引に山梨に変更してもらい・・・。

奇祭と言われている祭りだから。見たかったのです。

明野町でひまわりを見た後、会場の富士川南部橋を目指して出発。

渋滞。国道52号線は混んでいた・・・。

・・・

会場にはすでにたくさんの人・・・。さて、どこに行ったらいいのやら。

なにせ初めての祭り。どこで何が行われるのかさっぱり分からず。

スタッフに聞いて、場所を確認。

とりあえず、最初の投たいまつの見える河原に陣取り、まだ時間があるので、辺りをうろつく。

大たいまつに近寄ってみて、ギョッとなった。

遠目からは分からなかったが、単なる木の板の集まりだと思っていたもの。

実は、お墓にある塔婆・・・。びっしりと供養の文字が書かれていた・・・。
上流と下流の川沿いに「百八たい」という薪の山が並ぶ。

仏教の「百八煩悩を絶つ」ということに由来しているそうで。

・・・さて、いよいよ始まり。

18:30 投たいまつ

てっぺんにカゴのついた竿(蜂の巣という)のまわりを、子供達が火のついたたいまつをブンブン振り回しながら歩く。

そして、そのカゴめがけて、持っていたたいまつを投げ始める。

カゴに命中して火がつくまで投げる投げる・・・。

とんでもない方向に飛んでいくのもあって。危ないです・・・。

これが、何回か繰り返し行われる。


19:10 南部火祭り太鼓

笛の音と太鼓の音を聞きながら、投たいまつをぼんやり見る・・・。


だいぶ暗くなったので、子供達の姿が暗闇に溶け込み、たいまつの火だけが見える。

それが火の車輪のようで、いい感じ・・・。

カゴが燃えてしばらくして、竿を揺さぶると、大きな炎がブワッとあがる。

19:35 大たいまつ読経

お坊さんのお経を読む声が響く・・・。

大たいまつがぼんやり浮かび上がっていい感じ。

19:45 灯蘢流し

108個の灯篭が富士川に流される・・・。

淡い光・・・。

19:55 大たいまつ点火

中心の大たいまつに火がついた。


20:00 百八たい点火

続いて、川沿いの「百八たい」にも点火。川面にも炎が映る・・・。

煩悩が消えますように・・・。

20:05 花火大会

地上の百八たいの炎。天上の花火の光。ダブルパンチです・・・。

花火をこんな真上で見られるとは。

花火はオマケ程度かと思ってましたが、ところがどっこい。

ラストなんかは降ってきそうで怖いくらいすごかった。

もうメラメラに燃えてます・・・。

ファイヤーッ!

・・・叫びたくなる。

・・・

や~、よかった、よかった!

火祭り自体もそうだけど、この火祭りのスタッフが素晴らしかった。

動員人数といい、丁寧さといい。見ていて頑張りが伝わってきたよ。感動・・・。

こういう人達がいるから、これだけ良いものが見られるんだねぇ。










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